2016.05.06職種の紹介

警備の仕事内容と年収

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keibi

警備の仕事は人々の安全を守る大切な役割を担っています。必要とされるシチュエーションは色々ありますが、主なものは交通誘導、イベント、施設の3つです。
交通誘導は、街中の駐車場や路上工事の現場などに立ち、交通が潤滑に流れるように車両や歩行者を誘導することで事故を未然に防ぎます。ちなみに、路上工事は夜間行われることが多く、交通誘導は必然的に夜間中心の仕事となります。
イベントの際は、花火大会やコンサートなどで人があふれている場所で交通誘導を行うと共に、イベント会場を巡回して異常がないかをチェックします。
施設においては専門の部屋に常駐しつつ、定期的に建物内を巡回することで火災や犯罪を未然に防ぐのが主な役目です。
これらの仕事は、たとえ何事もなかったとしても警備スタッフがそこにいるだけで、人々に安心感を与えるという役割も果たしています。

必要な知識・スキル

就職すること自体は比較的たやすく、これがなければ仕事ができないという資格やスキルはありません。ただ、取得していれば待遇的に有利な資格は存在します。
まずひとつは、警備指導教育責任者資格です。これを持っていると指導者的な立場に立てるので給与面などで厚遇される可能性が高くなります。資格を得るには定められた講習を修了し、公安委員会から資格認定を受ける必要があります。
もうひとつは、施設、雑踏及び交通誘導の各警備業務検定です。資格取得には公安委員会が実施する試験に合格するか、講習事業センターの講習を受けるふたつの方法があります。この資格によって、それぞれの場所でのトラブルを防止するスペシャリストであると認定されるので就職に有利です。

仕事の適正

警備は比較的求められる条件が少ない仕事です。18歳から70代までの人がこの職に従事していますし、女性だから不利だということもありません。
ただ、人々の安全を守る仕事ですから真面目そうな人が選ばれる傾向が強いと言えます。警備といえば腕力に自信がある人などというイメージもありますが、実際には大立ち回りをすることなどないので小柄な人でも問題なく仕事に従事することができます。
ただ、気をつけてほしいのは健康面です。冬の交通誘導などは、夜間の寒空で何時間も立ち続けるということになります。したがって、高血圧の人や心臓に疾患を抱えた人などには不向きな仕事です。

年収の目安

警備の仕事における平均年収は260万円程度です。
月の給与は、15万円から20万円が全体の7割を占め、正規雇用者が少ないことが平均の年収を下げる一因になっています。

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