2017.04.14予備知識

中高年の転職、失敗の原因と対策

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中高年になってからの転職は、若い人と比べて簡単ではありません。
「再就職先がなかなか見つからない」という問題もありますが、無事に再就職をすることができても年収が激減し生活のランクを下げることを余儀なくされるケース、また、再就職先の会社になじむことができず、再び転職することになってしまうというケースもあります。転職で失敗しないために、中高年の転職に際して気を付けるべきポイントを見てゆきましょう。

中高年の転職はリスク大

まず覚えておかなくてはならないのは「中高年の転職はリスクが極めて高い」ということです。求職には年齢制限があるものが多く、30歳を越えると募集は減少し40代、50代ではその数は極めて少なくなって行きます。
もちろん引き抜きによる転職は話が変わってきます。逆にリストラなどによる失職からの再就職に関しては、リスクを論じてはいられません。自らの意志で現在の仕事を辞め、転職をする場合はそのリスクは相当なものだと考えておいてください。
特に40代、50代の再就職で正社員の職に就くのはかなり難しくなっているという現状を承知した上で転職活動に臨むといいでしょう。

こんな人は転職で失敗

1:転職の理由がはっきりしない
2:転職先に何を求めるかを決めていない
3:人生の優先順位がつけられていない

この3つについては、中高年の転職に限らず若い方の転職においても同じです。転職そのものがシビアになってくる中高年での転職の場合、この3点がきちんとできていないと、致命的な問題として表出してくるでしょう。

4:プライドが高い
5:前職と同様の待遇を求める
6:自分の経歴や過去の役職にこだわる

などといった方は転職(再就職)自体がうまくいかないだけでなく、転職できても新しい職場でうまくゆきにくいので注意が必要です。
せっかく転職できたのに職場になじめず再度転職するようなことになってしまっては、元も子もありません。無事転職をすることができたら、実年齢にかかわらず周囲の人はすべて先輩であるという発想で新しい職場や新しい人間関係に臨むのが必要です。それが難しいと思う方には、中高年になってからの転職はお勧めできません。

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転職は人生の一大事です。せっかく積み上げてきた人生を台無しにしてしまわないためにも、中高年になってからの転職には注意と覚悟が必要です。
再就職先を求める場合は、謙虚な気持ちで、かつとてもそれがシビアなものになるという覚悟の上で、よく考えた決断をしてゆきましょう。

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