2016.05.05職種の紹介

通訳、翻訳の仕事内容と年収

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通訳者や翻訳者は、母国語から外国語、あるいは外国語から母国語に言語を正しく意味の通るように通訳、翻訳する職業です。職種によっては、同時通訳、ビジネス文書の翻訳、映画や文学の翻訳などに更に細分化されます。
通訳と翻訳の違いとして、通訳の場合は、会話などの直接的コミュニケーションをリアルタイムで訳す仕事であり、翻訳は、書かれた文章を時間をかけて訳していきます。また、通訳では、ニュアンスやその場の雰囲気を正確に伝えることが大切であり、場合によっては意訳が中心となってきますが、翻訳では、単語の意味を一字一句正確に読み取り、それを他言語に再び正確に表現し直す作業が主な業務です。
スタート時は翻訳会社に所属し、独立する場合は十数年あるいは数十年のキャリアを経てからが一般的です。初めからフリーランスで出発しても、仕事を得るのはなかなか難しい職業です。

必要な知識・スキル

通訳、翻訳にとって必要な資格は、第一に訳する対象である外国語の習得です。一般的にはその言語を母国語として話す人と変わらないレベルが求められます。
通訳に必要な条件は、聞く力と、瞬時に言語を変換できる能力です。翻訳の場合は、文章全体の意味を把握し、個々の単語や文を辞書を使って地道に正確に訳することが重要なので、この二つの職業で求められるスキルには違いがあります。
また、言語習得だけではなく、通訳あるいは翻訳する分野の専門知識を持つこともとても大事です。得意分野を持てば、その分野からの仕事が入りやすくなります。

仕事の適正

通訳者に向いている人材は、他者との会話が好きで、よく「聞く」ことができるコミュニケーション能力があるタイプです。また、同時通訳では聞きながら同時に訳すので、普通の通訳とは違う特別な能力が求められます。普段頭の中で他者との会話を自分の言葉に変換する練習をし続けられる人が適しています。
翻訳家には、言葉の意味にこだわることが出来る人が適しています。また、日常的に新しい単語を覚えようとする努力や、翻訳の幅を広げるために色々な場所に赴いたり、最新のニュースなどに興味を持つことが出来る人が成功します。
どの場合も、常に向上心があるタイプが通訳、翻訳には向いています。

年収の目安

通訳の場合、時給は3000円程度からで、商談の重要度やキャリアによって時給は変わります。同時通訳は特別なスキルが必要となるので、二人体制15分交代の二時間ほどのセミナーで、一人当たり十数万円の報酬を得られます。
翻訳は訳した文字数で年収が変わってきますが、英語に翻訳する場合A4用紙一枚あたりおよそ一万円と少しくらいが目安です。

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転職お役立ちガイド編集部

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通訳、翻訳の仕事内容と年収」への1件のコメント

  1. ともぞう

    多言語を操れるってすごい仕事に見えますが、実はそうでもないのかもですね。
    翻訳や通訳は業界の用語も知らないとできないそうです。

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