2016.05.13職種の紹介

研究開発(化学、素材関連)の仕事内容と年収

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研究開発(化学、素材関連)とは、企業や大学などの研究所で、新しい化学製品や新素材を開発する仕事です。衣服で使われている合成繊維や、様々な場面で応用されているチタン合金なども研究開発(化学、素材関連)によって開発された代物です。
研究開発の過程は基本的に地味な作業です。化学物質を反応させてその結果を観察し、新たにできた物質の性質を分析するという実験の繰り返しです。答えのない問題に立ち向かうようなものであるので、根気よく研究を進めていく必要があります。しかし、このような地道な努力が社会を豊かにしていきます。刻々と変化していく社会の中で、新しい素材への需要がなくなることはありません。常に新たな人材が求められており、活躍の場は多岐にわたります。また、自ら起業して研究開発を行うという選択肢も存在します。

必要な知識・スキル

研究開発(化学、素材関連)で必要になるのは、化学に関する高い知識です。新しいものを開発するには、既存の幅広い知識をフルに活用して理論を立て、それに基づいて実験を行っていく必要があります。企業によっては、修士号レベルの知識を求めるところもあります。国際的なプロジェクトの中心として活躍するのであれば、博士号を取得していることが望ましいです。
また、知識だけでなく、正確に実験を行う実験スキルも必要です。高度な実験では、少しのミスが結果に大きくかかわってくるので正確に実験を遂行する必要があります。
さらに、最先端の研究を行う場合は、海外の文献を読む機会が多いので語学力も必要です。

仕事の適正

研究開発(化学、素材関連)の仕事は、あらかじめ決まった答えがありません。試行錯誤の中での開発になります。この中で新たな発見をするには、高い観察力が必要です。ほんの小さな変化も見逃さず、原因を追究していくことが世紀の発見につながります。一見失敗と思われた結果から、画期的な発想が生まれることもあります。
また、研究開発はいつ成功するかわからず、手探りの中で行われます。その中でも根気よく研究をし続ける根気強さが必要です。
さらに、研究はチームを組んでプロジェクトとして行われることが多いので、コミュニケーションを積極的に取れる人材が歓迎されます。

年収の目安

研究を行う企業や自身のスキルにもよりますが、新卒社員で年収400万円を超えるところもあります。
高い能力が求められる分、高水準です。

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