2016.05.13職種の紹介

機械・機構設計(電子機器、精密機器)の仕事内容と年収

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2273cb7de1873f8a01a3ddf305e7cd20_s

機械・機構設計(電子機器、精密機器)、が、建築などの設計と異なるのは、作るものが動くということを前提にしている点です。指示通りに部品を組み合わせた時にちゃんと仕様通りに作動することが、この仕事には求められています。
電子機器や精密機械を製作する際に、機械・機構設計は極めて重要な役割を担います。少しでも設計に支障があれば、要求通りの動作が出来なくなるからです。ディスクプレイヤーを例にとってみても、モーターは規定の回転数でディスクを回せるのか、回転しているディスクをきちんと固定できる構造になっているのか、スライダはスムーズにトレーを動かせるのかなどと想定すべきことは多岐に渡ります。
また、設計は一度の作業で完成するものではありません。まず、製品のコンセプトを決めた上で大まかなアイディアを盛り込んだ概念設計を描き、それに基づいて使用する部品を決めた後に3D-CADを用いて基本設計を行います。さらに、問題点を突き詰めた上で詳細設計を仕上げ、試作品を製作するのです。

必要な知識・スキル

絶対的に必要だという資格やスキルはありませんが、パソコンやCADはある程度使いこなせる必要があります。
さらに、機械・機構設計には多様な理系の教養が必要となってきます。物理学、機械力学、材料工学、制御工学などの知識があれば就職には有利です。
未経験者の転職者も少なくはありませんが、企業側から具体的なスキルを条件として提示してくる場合が多いので、全く何のスキルもなければ就職の幅を狭めることになります。
少なくとも、大学や専門学校などで機械工学についてひと通り学んでいる方が好ましいと言えるでしょう。独学で学ぶにはかなり大変な世界です。

仕事の適正

何よりもまず、論理的な思考が必要です。パズルなどが得意な人は向いているでしょう。また、状況に応じてアイディアを出さなければならないので、柔軟な思考も必要とされます。先入観に惑わされる頭の固い人にはあまり向いていません。
また、問題点についてチームで話し合ったりもするので、コミュニケーション能力も問われることになります。論理的思考だけではなく、問題点を他人に分かりやすく説明する話し上手な面もなくてなりません。
さらに、作業は試行錯誤の繰り返しになるので、飽きっぽいとこの仕事は続きません。物事を継続して行える粘り強さが重要になってきます。

年収の目安

年齢別の平均年収は、20代で約370万円、30代で約470万円、40代で約630万円、50代で約740万円です。
全体での平均年収は約470万円になります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
転職お役立ちガイド編集部

転職お役立ちガイド編集部

多くの方に目的達成できる転職をしていただくために、転職に役立つ情報を発信していきます。
転職お役立ちガイド編集部

最新記事 by 転職お役立ちガイド編集部 (全て見る)

このエントリーにコメントする

必須項目は全て入力してください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)