生産技術(医薬、バイオ、食品、化学)の仕事内容と年収
生産技術(医薬、バイオ、食品、化学)とは、「品質、コスト、スピード」の面において、最適な生産システム、ラインを計画、実行する仕事です。工場の新設、増設の際には生産体制に関わる施策の立案や具現化をおこないます。また、研究開発側と製造側の間に立って、パイプ役として業務の効率化や人員の配置に携わることもあります。さらには、生産性向上のために生産設備設計や設備の修理を行うこともあります。
生産技術(医薬、バイオ、食品、化学)での職場は基本的には工場、生産拠点の責任者となることが多いです。ここでは、技術力はもちろんのこと、調整力やマネジメント力もつき、人脈も広げることができます。この仕事で身につけたスキルを活かして、生産技術からメーカーの社長になる人もいます。また、マネジメントは機械化が難しいため、自分にしかできない仕事をすることができます。
必要な知識・スキル
生産技術(医薬、バイオ、食品、化学)では、まず、生産に関わる分野の専門知識が必要です。研究開発職ほどの高度な知識は必ずしも必要ではありませんが、生産ラインを組み立てるに当たって、研究開発側の考えを理解できるだけの知識は必要です。
また、生産技術(医薬、バイオ、食品、化学)では、調整力やマネジメント力が特に重要になってきます。生産システムを構築するには、研究開発側と製造側の双方の要望を取り入れながら、柔軟に対応してシステムを組み立てていく必要があります。時には、マニュアルにとらわれない独創的な発想も求められます。
仕事の適正
生産技術(医薬、バイオ、食品、化学)は、物づくりの現場に立ち会う仕事のため、物づくりのプロセスを楽しむことができる人が向いています。
また、品質、コスト、スピードと様々なことを考えながらシステムを構築する必要があるので、ものごとを様々な視点から多角的にとらえ、発想することを求められます。
さらに、実際にシステムを構築する時には、状況に合わせて臨機応変に対応する能力が必要です。研究開発側と製造側の双方の意見を十分に反映させて、ときには自身の経験を活かして、独創的で大胆な発想、行動が求められることもあります。
年収の目安
未経験者なら年収350万、経験者なら年収500万が目安です。
経験を積んでいけば、年収800万以上も可能です。
転職お役立ちガイド編集部
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