2016.10.15予備知識

筆記試験を実施する会社は約半数!試験の内容とは?

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転職を考えた時、まず頭に浮かぶのは「面接」をどうクリアしようかということだと思います。しかし、半数近くの企業が面接と同時に「筆記試験」を実施しているということを忘れてはいけません。
企業はこの筆記試験で、採用試験を受ける人の何を見抜こうとしているのでしょうか?

職種によって筆記試験の有無が変わる

筆記試験を実施する企業は全体の約半数と言いましたが、その中身を見ると職種によって筆記試験の有無が変わってきます。

例えば、機械、電気、化学、食品などの業種の技術職は、半数以上が筆記試験を実施しています。

技術職に求められるのは、専門知識やスキルをどれだけ持ち合わせているかと、それを活かして将来キャリアを積めるかということです。これらは面接だけでは判断できないため、筆記試験でその人の知識を確認するために行われます。

逆に、クリエイティブ系、医療系専門職などは筆記試験の実施が半数以下となります。
これらの職種は書類選考で所有する資格やスキルが重視されます。これまでの経験も重要なので、そういった部分が採用の判断材料となり、筆記試験はあまり行われないようです。

筆記試験の内容とは?

では、筆記試験の中身とはどんなものなのでしょうか?

企業が筆記試験を実施する理由はその人がその企業や仕事に適しているかを見るためです。
そのため、多くの会社が「適性試験」を実施しています。

適正試験には「性格適性検査」と「能力適性検査」があり、筆記試験を行う会社の9割がこれらの試験を導入しています。

企業は筆記試験から何を見抜こうとしているか?

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筆記試験には「ここを見抜きたい」という企業の目的があります。

性格適性検査

職場で良好な人間関係を形成できるかどうか、協調性があるか、問題に対しどう対処するか、感情コントロールできるかといったその人自身の性格や考え方を見抜くための試験です。
例えば筆記試験では選択式のこのような問題が出ます。

 問題:常識を気にしない、自分なりのこだわりがある、自分の意見はあまり変えない。
 選択肢:はいorいいえ
好まれる回答:いいえ

この問題で「はい」と答えると頑固で融通が利かず協調性がない人と判断される可能性があります。
性格適性検査では、その人のコミュニケーション能力を測る問題を出す傾向があります。

能力適性検査

文章を理解する能力、計算能力、推理能力などを測定する試験です。
こういった能力は普段の業務を遂行する上で欠かせないものであり、どの職種でも必要とされる能力です。ここが一定水準に達している人材かどうかを判断します。

例えば筆記試験ではこのような計算問題が出ます。
 問題1  5/18 × 6/25 × 3/8 (答え:1/40 ・約分を理解しているかがポイント)
 問題2  0.25 ÷ 0.4 × 1.25  (答え:25/32・小数を分数にして約分できるかがポイント)

この他にも国語の読解問題や漢字の問題など、通常業務に必要な知識を保有しているかを判断する問題が出る傾向があります。

筆記試験対策を怠るべからず

転職を考え希望の転職先が見つかったら、筆記試験の有無とその内容をしっかり調べておきましょう。
特に中途採用の場合はその人の資質に問題がないかを探られる可能性があります。
筆記試験であなた自身のスキルや経験をアピールできれば、転職への道が開けてくるでしょう。

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筆記試験を実施する会社は約半数!試験の内容とは?」への2件のコメント

  1. 高山

    筆記試験対策、なかなか難しいです。
    大人になると勉強なんかしませんしね。計算やら難しい思考が必要な問題はほんとついていけません。
    面接で頑張りたいと思います。

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